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小さなフットプリント(設置面積)ながら大きな影響力を持つ圧力計の不具合を検出する方法
圧力計の不具合を検出する方法 Dave Ross、シニア・テクニカル・サービス・エンジニア 業界を問わず、圧力計は小さいながらも、システム内では重要な役割を担っています。圧力計でシステム圧力を確認すれば、すべてが問題なく稼働しているかどうか、または差し迫った問題が生じていないかなどを知ることができます。 圧力計が正確に機能していなかった場合、有効なデータが失われ、システム圧力の過不足による影響が生じることから、システム自体の品質が低下するおそれがあります。圧力計の不具合が原因で、システム流体が外部環境に流出し、作業員の負傷、システムの不具合ならびにその対応に必要なダウンタイムと補修費用、シ...
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優れたメカニカル・シール・サポート・システムを構築する
優れたメカニカル・シール・サポート・システムを構築する em>Sean Hunsicker、化学/精製マーケット担当マネジャー 1980年代にメカニカル・シールが製油所や化学プラントにおけるシール技術の主流となったことを受けて、米国石油協会(API)は、シール部品の規格策定に特化した委員会を設立しました。1994年に発行されたAPI 682 Shaft Sealing Systems for Centrifugal and Rotary Pumps(遠心/回転ポンプ用シャフト・シール・システム)の第一版は、「本規格は、広く流通し、排出規制に準拠しつつ、最低3年間の継続運転という目的を達成す...
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アプリケーションに適した圧力レギュレーターを選定するには
アプリケーションに適した圧力レギュレーターを選定するには 一般産業用流体システムを管理されている方なら、プロセス条件を正確に維持することがオペレーション上必要であることをご存じでしょう。圧力は非常に重要な条件のひとつであり、望ましい圧力レベルを維持するには、適切なタイプの一般産業用 圧力レギュレーター がシステムには欠かせません。 システムやアプリケーションには特有のニーズがある上、レギュレーターの種類は多岐にわたっています。アプリケーションに適したタイプのレギュレーターを選定するにはどうすれば良いのでしょうか?レギュレーターのタイプと主な特徴につきましては、以下をご参照ください。 ...
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水素用途に適した継手の構造
燃料電池テクノロジー用の継手に求められる4つの特性 Chuck Hayes、新製品開発主任エンジニア 安全で信頼性が高く、漏れのない燃料電池自動車やインフラを開発するにあたって、非常に手ごわい課題となるのは、水素そのものの性質であると言っても過言ではありません。 水素は低分子ガスです。わずかなすき間からでも容易に漏れ出し、材料内に拡散することがあります。また、自動車産業をはじめとする輸送市場では、70.0 MPaを超える圧力で水素を貯蔵し、車両に必要なエネルギー密度を実現することが必要です。燃料補給ステーションでは、熱や圧力の急激な変化によってシステムが悪影響を受ける可能性があります。貯...
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試料採取用ボンベのメンテナンスに関するFAQ
試料採取用ボンベのメンテナンスに関するFAQ Tristian McCallion、カスタム・ソリューションズ担当マネジャー、スウェージロック・エドモントン 日常業務の一環として グラブ・サンプリング を行っている場合は、 試料採取用ボンベ の安全な使用環境を維持することが必要不可欠です。ボンベの破損や不具合が生じると、スタッフの安全が脅かされたり、サンプリングの精度が低下したりするおそれがあります。よって、サンプリングを中心としたオペレーションにおいては、日頃から試料採取用ボンベの定期的なメンテナンスを行う必要があります。 グラブ・サンプリング関連サービスの詳細を見る ボンベ...
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2021年の人気コラム記事
緊急の課題とその解決策:2021年のコラム記事を振り返る 半導体ファブからオフショア・オイル/ガス・プラットフォームや研究所まで、さまざまな課題を抱えながら業務を行っているお客さまは少なくないのではないでしょうか。しかし、業界は異なっていても、直面している課題は共通ということも珍しくありません。 2021年は、このような課題を取り上げたコラム記事が人気を集めました。スウェージロックの専門スタッフの元には、腐食の制御、継手の選定、分析計装における課題などに関するお問い合わせが相次いでいます。今年寄せられた緊急の課題とその解決策を紹介します: 「腐食によるオペレーションのダウンタイム(停止時...
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レギュレーターの流量曲線を平坦にしてドループを抑える方法
レギュレーターの流量曲線を平坦にしてドループを抑える方法 Jon Kestner 一般産業用流体システムの安全なオペレーションを実現するには、一貫した圧力調整が欠かせません。 レギュレーターを使用して二次側圧力を適切に維持すれば、特に大流量のシステムにおいて、流量の変化を最小限に抑えることができます。 しかし、圧力を調整しながらドループを最小限に抑えるには、外部コンポーネントを流体システムに追加することが必要な場合もあります。 ドループとは 図1:このグラフは、4種類の圧力レギュレーター構成の流量曲線を示しています。 青のライン: シンプルなスプリング・ロード式レギュレーター(オプショ...
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スウェージロック・リファレンス・センター
流体システムに関するコラム記事をお届けします スウェージロックの歴史を支えてきたのは、コンポーネントの品質だけではありません。 さまざまな業界やアプリケーションに関する知識を深め、それを共有することでお客さまの成功をサポートしてきたからこそ、今のスウェージロックがあるのだと自負しています。 コラム記事は、以下のカテゴリー別に掲載しています: 分析計装 化学(ケミカル) クリーン・エネルギー 流体システムの評価/アドバイス・サービス グローバル・コンストラクション オイル/ガス 製品/アセンブリー 安全性 サンプリング・システム 半導体 ソリューション事例 ト...
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業界誌の記事
業界誌の記事 スウェージロックの専門スタッフは、業界誌と協力して記事を執筆することで、流体システムに関するリソースや知識を提供しています。下の記事を閲覧いただく、または スウェージロック・リファレンス・センター のコラム記事をチェックするか、 LinkedIn でスウェージロックをフォローしていただくと、同様のコンテンツをご覧いただけます。
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よくある質問:水素ぜい性を回避するには
よくある質問:水素ぜい性や水素の取り扱いに関する問題を回避するには Buddy Damm 、上級研究員、スウェージロック 化石燃料からの脱却。地政学的対立によるエネルギー危機。気候変動対策の緊急性。実行可能な代替燃料を探求すべき理由を挙げればきりがありません。 水素 は有望なソリューションのひとつです。水素の生成から最終用途まで、安全かつ信頼性の高い方法で取り扱うこと。これが幅広いアプリケーションにおいてゼロエミッション燃料としての水素の潜在能力を最大限に引き出すための鍵となります。 しかし、水素の封止や移送には特有の課題が存在します。水素は元素周期表の1番目の元素であり、正電荷を持...