さまざまなホース・カバー(オプション)を使用することで、システムのニーズに合わせてホースを保護することができます。
ファイヤー・ジャケット
ファイバーグラスを編み込んでおり、使用限度温度に達するまでシステム流体を断熱します。さまざまな作動油や潤滑油に対する耐性に優れており、使用温度範囲は–53~260°C(短時間の火炎暴露では1093°Cまで)です。
サーモスリーブ
ファイバーグラス製ブレードでできており、バリアを形成してホースとの直接的な接触を防止し、耐磨耗性に優れています。溶接時のはねからホースを保護し、耐紫外線性にも優れています。最高使用温度は537°Cです。
保護用ガード
連結式で柔軟性に優れた302 ステンレス鋼製で、非常に柔軟性が高く、つぶれや磨耗を防止します。使用温度範囲は–200~398°Cです。
スパイラル・ガード
らせん状の高密度ポリエチレン(HDPE)・プラスチック製で、非常に柔軟性が高く、磨耗を防止します。使用温度範囲は–117~121°Cです。
スプリング・ガード
らせん状の302ステンレス鋼製で、非常に柔軟性が高く、つぶれや磨耗を防止します。使用温度範囲は–200~454°Cです。
カバーを使用しても、ホース本体の仕様は変わりません。
ホース/フレキシブル・チューブのカタログ
構成部品とその材質、使用圧力、使用温度、オプション、アクセサリーなど、製品に関する詳細情報を確認することができます。
■ コア材質:メタル、PTFE、PFA、ビニール、ナイロン、ポリエチレン、ゴム/■ ホース径(呼び径)サイズ:1/8 インチから2 インチまで/■ 豊富なエンド・コネクション(インチ・サイズ/ミリ・サイズ)/■ 長さ:ユーザー指定可能/■ オプション:カバー、タグ、テストなど
スウェージロックのホース・アドバイス・サービス
ホースの選定、取り付け、検査、メンテナンスを適切に行うことで、ホースの耐久性やパフォーマンスを向上させ、プロセスのコストを削減することができます。
ホース管理に関する詳細を見るスウェージロックのリソース
ホースの安全性確保とプラント・コスト低減のための3つのステップ
プラントの定期メンテナンスでは、一般産業用ホースは軽視されがちです。しかし、ホースには相応の注意を払う必要があります。ホースに漏れや摩耗が生じると、設備が危険に曝されるおそれがあるからです。今回は、ホースの不具合による危険な状況を回避し、プラント・コストを低減するためのヒントを紹介します。
一般産業用ホースのメンテナンス計画を策定してプラントのコストを大幅に削減する
一般産業用ホースの適切な交換時期を見極めることができれば、プラントのメンテナンス費用を大幅に削減することができます。今回は、システムの評価とメンテナンス計画の策定を通じて、ホースの交換サイクルを管理する方法を紹介します。
一般産業用ホースの交換:コア・チューブの材質に関する検討事項
一般産業用ホースを選定する際は、最初にホースの最も内側の層にあるコア・チューブを選んでください。今回は、コア・チューブの材質と内面構造に基づいてアプリケーションに最適なホースを選定する方法を紹介します。
適切なホース補強材の選定方法
一般産業用ホースの寿命やパフォーマンスは、使用している補強材次第であると言っても過言ではありません。今回は補強材のタイプと、さまざまな流体システムのアプリケーションに適した補強材について紹介します。