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高純度用面シール継手について
真空用に開発された面シール継手が高純度の半導体アプリケーションに適している理由 Masroor Malik、半導体市場マネジャー、スウェージロック 半導体業界 では、高性能なデバイスを製造するべく、プロセス・ノードの微細化が常に追求されており、プロセスにおける清浄度の維持はますます困難になってきています。このように変化し続けるニーズに対応するため、ファブでは比類のない精度と清浄度を備えた製造環境を構築する必要があり、装置メーカーにはこうしたニーズを満たす装置を開発することが求められています。 不活性ガスや特殊ガスを取り扱うなど、要求の厳しい超高純度(UHP)流体システム・アプリケーショ...
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ガス供給システムの設計を改善し、コストを削減して安全性の向上を実現するには
Q&A:効率的にガスを供給し、コストの削減や安全性の向上を実現するには ガス供給システムは、精製所、研究施設、分析室といった産業施設における効率的なオペレーションに欠かせません。しかし、このような施設のオペレーション担当者は、ガスの供給をメイン業務としているわけではありません。その他の重要な業務に時間とリソースを割いているという方が大半ではないでしょうか。 しかし、自社で開発したシステムであれ、ガスのサプライヤーに依頼して組み立てたシステムであれ、ガス供給システムを最適化することで、現場の安全性を高め、オペレーション・コストを削減する機会が存在するはずです。実際、 スウェージロックのフィー...
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小さなフットプリント(設置面積)ながら大きな影響力を持つ圧力計の不具合を検出する方法
圧力計の不具合を検出する方法 Dave Ross、シニア・テクニカル・サービス・エンジニア 業界を問わず、圧力計は小さいながらも、システム内では重要な役割を担っています。圧力計でシステム圧力を確認すれば、すべてが問題なく稼働しているかどうか、または差し迫った問題が生じていないかなどを知ることができます。 圧力計が正確に機能していなかった場合、有効なデータが失われ、システム圧力の過不足による影響が生じることから、システム自体の品質が低下するおそれがあります。圧力計の不具合が原因で、システム流体が外部環境に流出し、作業員の負傷、システムの不具合ならびにその対応に必要なダウンタイムと補修費用、シ...
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圧縮天然ガス(CNG)や液化天然ガス(LNG)用の継手を選定する
圧縮天然ガス(CNG)や液化天然ガス(LNG)用のチューブ継手を選定する際のポイント Chuck Hayes、新製品開発担当主任エンジニア 世界の自動車メーカーは、厳格化が進む排ガス規制への対応策として、圧縮天然ガス(CNG)や液化天然ガス(LNG)といったクリーンな燃料にシフトする傾向にあります。 CNGやLNGが持つ大きなビジネス・チャンスを活かすには、燃料源から車両に至るまでのあらゆるレベルにおいて、高品質な燃料供給システムのソリューションを開発する必要があります。あらかじめ曲げ加工を施した チューブ を用いた燃料ライン、 バルブ 、 フレキシブル・ホース 、 測定機器 ...
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ミディアム・プレッシャー・ボール・バルブ、海洋水力発電装置に採用される
目的に合わせた設計:オーシャン・エッジ・サービス社、数十年の現場経験を活かして海洋水力発電装置を開発 すべては、あるビジョンから始まりました。サンティアゴ・チリ・ゴメス氏は、数十年にわたって海底の大規模なオイル/ガスの掘削プロジェクトに携わってきた経験から、複雑なプロセスの微妙な差異を学んでいました。当時ゴメス氏が勤務していた会社で水力発電装置(HPU)がもう1台必要になった際に、ゴメス氏がその製作を担当することになりました。しかし、ゴメス氏は、過去と同じ轍は踏むまいと心に決めていました。現場での自らの経験と知識を活かし、これまでの不備を是正し、より良いものを作ろうと考えたのです。 そこで...
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レギュレーターを使用して分析計装システムにおける時間遅れを短縮する方法
レギュレーターを使用して分析計装システムにおける時間遅れを短縮する方法 Mike Strobel、フィールド・エンジニアリング・スーパーバイザー 温度圧力などのプロセス測定は一瞬で出来ますが、分析器の応答はそうはいきません。取出し口から分析器に到達するまでの間に、常に時間遅れが発生します。残念ながら、時間遅れが軽視されていたり、誤解されていたりするケースは少なくありません。 分析計装システムにおける時間遅れとは、新しいサンプルが分析器に到達するのにかかる時間を指します。別のコラム記事では、 時間遅れのしくみ と、それを最小限に抑えるためのヒントについて説明していますが、今回は、 圧...
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優れたメカニカル・シール・サポート・システムを構築する
優れたメカニカル・シール・サポート・システムを構築する em>Sean Hunsicker、化学/精製マーケット担当マネジャー 1980年代にメカニカル・シールが製油所や化学プラントにおけるシール技術の主流となったことを受けて、米国石油協会(API)は、シール部品の規格策定に特化した委員会を設立しました。1994年に発行されたAPI 682 Shaft Sealing Systems for Centrifugal and Rotary Pumps(遠心/回転ポンプ用シャフト・シール・システム)の第一版は、「本規格は、広く流通し、排出規制に準拠しつつ、最低3年間の継続運転という目的を達成す...
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ガス供給システムの概要
ガス供給システム 本資料は、主に産業用ガス供給システム(GDS)の設計、オペレーション、メンテナンスに直接影響を与える要因を探り、明らかにすることを目的としています。 GDSは、オペレーションを改善する絶好の機会となる可能性があります。その方法と理由を検証します。新システムを施設に導入する際に「順調なスタートを切る」には、投資収益率を最適化するための専門知識と経験が必要です。また、旧タイプのシステムを使用し続けている施設では、パフォーマンスが不足しているにも関わらずオペレーションの見直しを行わなかった場合、関連するコストやリスクが手に負えないほど膨れ上がるケースも少なくありません。 本ホ...
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圧力レギュレーターに厳格な試験が必要な理由とは
産業用圧力レギュレーターの安全なパフォーマンスに厳格な試験が必要な理由とは 背圧レギュレーターや減圧レギュレーター は、世界中のさまざまな産業環境で使用されています。赤道付近の熱帯地から極地に近い寒冷地まで、過酷な条件下でも変わらないパフォーマンスを発揮することが求められます。 非常に過酷な環境やそれに近い環境で、レギュレーターに不具合が生じると深刻な事態になりかねません。流体が外部に漏れるとコストがかさむばかりか、不具合による圧力損失によってシステムのパフォーマンスが低下し、深刻な安全上の問題につながるおそれがあります。 レギュレーターを安心して使用するにはどうすればよいのでしょうか...
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背圧レギュレーターのセットアップ:サンプリング・システム担当エンジニア向けのヒント
背圧レギュレーターのセットアップ:サンプリング・システム担当エンジニア向けのヒント Jon Kestner、製品マネジャー 背圧 レギュレーター は、多くの産業施設で使用されるサンプリング・システムにおいて、入口側圧力を維持する、圧力の影響を受けやすい装置を保護するという重要な役割を担います。背圧レギュレーターを適切に使用するため、サンプリング・システムを設計する際は、以下のようなミスに注意してください: 上流に流量調節機器を設置する必要はないと考える 分析器へ大量に流す 減圧レギュレーターと背圧レギュレーターを直列に配置し、両レギュレーター間に流量調節機器を設置していない ...
