Swagelok^®校正／切り替えモジュール

Swagelok校正／切り替えモジュール（CSM）を使用すると、複数のプロセス・サンプルと状態を個々に切り替え、分析するプロセス流路を選択できます。CSMは、サンプルが適切な圧力、温度、流量、ろ過レベルで分析器に導入されていることを確認し、サンプルの事前調整を行います。一体型フロー・ループ･デザインを採用することで、すべての流路に対して分析器への供給時間が一定となり、たまり部分や流路間のコンタミネーションを防止します。

CSMは、Swagelok流路選択システム（SSVシリーズ）を使用したSwagelok MPCプラットフォームをベースにしているため、個別のシステムに必要な構成を選択することができます。ここで紹介する標準モデルは、最大で10種類のプロセス流体／2種類の校正用流体に対応することができます（流体はすべて液体またはすべてガス）。CSMの主な機能は、分析用のプロセス流体の調整および選択、または校正用流路の選択です。各システムには、少なくとも2個の入口（プロセス流体の入口が2個、またはプロセス流体の入口と校正用流路の入口が各1個）が必要です。CSMは、CSM外からの空気圧信号（通常は分析器からの信号）に応じて、分析する流体を選択します。空気圧信号は、分析する流体を含む流路に対応するSSVダブル・ブロック／ブリード・バルブ・モジュールを1台開きます。スウェージロックCSMには、さらに以下の利点があります。

• アプリケーションの要件に合わせて、さまざまなサンプリング調整システムを構成することができます。
• 手動校正オプションを使用すると、いつでも分析器の校正を行うことができます。
• カラー・コードによる流路の識別が可能です（例えばプロセスからの流路：ブルー、校正用流路：オレンジ、バイパス：グリーン、分析器への流路：ホワイト）。
• 一体型フロー・ループ･デザインを採用することで、すべての流路に対して分析器への供給時間が一定となり、たまり部分や流路間のコンタミネーションを防止します。
• ベント・エアー･ギャップにより、加圧下でのアクチュエーター作動用空気とシステム流体との混合を防止します
• モジュラー･デザインのため、メンテナンスが容易です。パネルの上面から4本のネジを緩めると、アセンブリーから各部品を取り外すことができます。ユニットごとシステムから取り外したり、誤って他の流路と接続してしまったりするミスは生じません。
• バイパス・オプションを使用すると、CSMへの流量が増加するため、サンプルの遅延時間を短縮することができます

CSMを構築する際は、複数の異なる一次側および二次側アセンブリー・オプションを使用します。