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小口径チューブ継手に関する仕様のアップデート
IOGPによる小口径チューブと継手に関する最新の仕様によって、オイル/ガス生産における安全性が向上する理由 世界各地のオイル/ガス生産者にとって、安全性は最優先事項であり、流体システムの安全なオペレーションに向けた大きな動きが見られた場合は、注意が必要なのは言うまでもありません。 2021年3月、国際石油・天然ガス生産者協会(IOGP)は、 S-716:Specification for Small Bore Tubing and Fittings(小口径チューブと継手に関する仕様) の最新版を公開しました。この仕様は、オイル/ガス産業アプリケーションで使用する 小口径チューブ ...
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試料採取用ボンベのメンテナンスに関するFAQ
試料採取用ボンベのメンテナンスに関するFAQ Tristian McCallion、カスタム・ソリューションズ担当マネジャー、スウェージロック・エドモントン 日常業務の一環として グラブ・サンプリング を行っている場合は、 試料採取用ボンベ の安全な使用環境を維持することが必要不可欠です。ボンベの破損や不具合が生じると、スタッフの安全が脅かされたり、サンプリングの精度が低下したりするおそれがあります。よって、サンプリングを中心としたオペレーションにおいては、日頃から試料採取用ボンベの定期的なメンテナンスを行う必要があります。 グラブ・サンプリング関連サービスの詳細...
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2021年の人気コラム記事
緊急の課題とその解決策:2021年のコラム記事を振り返る 半導体ファブからオフショア・オイル/ガス・プラットフォームや研究所まで、さまざまな課題を抱えながら業務を行っているお客さまは少なくないのではないでしょうか。しかし、業界は異なっていても、直面している課題は共通ということも珍しくありません。 2021年は、このような課題を取り上げたコラム記事が人気を集めました。スウェージロックの専門スタッフの元には、腐食の制御、継手の選定、分析計装における課題などに関するお問い合わせが相次いでいます。今年寄せられた緊急の課題とその解決策を紹介します: 「腐食によるオペレーションのダウンタイム(...
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サンプリングのニーズを分析する
グラブ・サンプリングとオンライン分析器:選定のポイント あらゆる産業施設においてサンプリングは欠かせませんが、オペレーションを効率的に行う方法は、大きく分けて2つあります。 古くからある方法の グラブ・サンプリング (別名:スポット・サンプリング、フィールド・サンプリング、または単にサンプリング)は、さまざまなアプリケーションで使用されてきました。グラブ・サンプリングでは、モニタリングが必要なプロセスの近くに1つまたは複数のグラブ・サンプリング・パネルまたは取出し口を設置します。一般的にサンプルをボトルまたはボンベ(プロセスによって異なる)に採取し、分析室に運んで分析を行います。 ...
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アプリケーションに適した圧力レギュレーターを選定するには
アプリケーションに適した圧力レギュレーターを選定するには 一般産業用流体システムを管理されている方なら、プロセス条件を正確に維持することがオペレーション上必要であることをご存じでしょう。圧力は非常に重要な条件のひとつであり、望ましい圧力レベルを維持するには、適切なタイプの一般産業用 圧力レギュレーター がシステムには欠かせません。 システムやアプリケーションには特有のニーズがある上、レギュレーターの種類は多岐にわたっています。アプリケーションに適したタイプのレギュレーターを選定するにはどうすれば良いのでしょうか?レギュレーターのタイプと主な特徴につきましては、以下をご参照ください。 ...
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水素用途に適した継手の構造
燃料電池テクノロジー用の継手に求められる4つの特性 Chuck Hayes、新製品開発主任エンジニア 安全で信頼性が高く、漏れのない燃料電池自動車やインフラを開発するにあたって、非常に手ごわい課題となるのは、水素そのものの性質であると言っても過言ではありません。 水素は低分子ガスです。わずかなすき間からでも容易に漏れ出し、材料内に拡散することがあります。また、自動車産業をはじめとする輸送市場では、70.0 MPaを超える圧力で水素を貯蔵し、車両に必要なエネルギー密度を実現することが必要です。燃料補給ステーションでは、熱や圧力の急激な変化によってシステムが悪影響を受ける可能性があ...
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ガス・プラントで漏れを解消し、作業時間の90%短縮を実現
大手天然ガス処理業者、100か所以上もの漏れを解消して作業時間の90%短縮を実現 プラントの改修 において、最も時間を要する工程として、新しい部品または使用中の部品を使用して流体システムを再構築した後、すべての接続部分に漏れがないかを調べる作業が挙げられます。取り付けが不適切な場合や、漏れ検出プロセスが不十分だった場合は、莫大なコストが発生するおそれがあります。また、一部の漏れを見逃してしまうと、排出物が発生して安全上のリスクとなる可能性があります。 大手の天然ガス処理業者は、カナダにあるプラントの改修を実施するにあたって、漏れ検出プロセスの迅速化ならびに適切な再取り付けを実現するべく...
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適切なホース補強材の選定方法
ホースの補強材に関する基礎知識:アプリケーションに合わせて選定する方法 Doug Nordstrom、シニア製品マネジャー、ホース担当、スウェージロック ホース を選定する際は、流体の圧力、流体や周囲環境の温度、流量といったさまざまな要因を熟考する必要があります。ホースが特定のシステム要件を満たすことができるかは、アプリケーション条件に適した定格のホース部品を最適な組み合わせで選定できるかにかかっていると言っても過言ではありません。 検討が必要な産業用ホースの部品としては、ホース補強材が挙げられます。ホースのコアだけでは、非常に低い圧力にしか対応できません。補強材を組み込むことで...
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高品質のCNG燃料システム部品を調達する
高パフォーマンスの圧縮天然ガス燃料システム部品を調達する Paul Hargrave、輸送市場マネジャー、スウェージロック社/Charles Hayes、新製品開発主席エンジニア、スウェージロック 世界的 にも 各地域 においてもクリーン・エアー政策が厳しくなっている昨今、有望な代替燃料として利用が拡大しているのが圧縮天然ガス(CNG)です。世界の一部の地域では、強力なインセンティブ・プログラムが導入されていることもあり、CNGの大型装置ならびにこの技術を実現する上で欠かせない給油インフラの開発が急ピッチで進められています。バスや長距離トラックといった車両によるディーゼル燃料の使用...
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最適な合金で半導体製造の歩留まりを高める
最適な材料で半導体製造の歩留まりを高める Masroor Malik、半導体マーケット・マネジャー、スウェージロック/Shelly Tang、上級主席冶金エンジニア、スウェージロック 激しい競争が続く半導体業界では、迅速なイノベーションが求められています。現代世界では、強力なデバイスの開発に依存し、より小さなトランジスタを利用して高レベルの処理能力を生み出そうとしています。デバイス内のトランジスタの数は2年ごとに倍増するという「ムーアの法則」は、1970年代から提唱されており、今日においてもトランジスタ開発に影響を与え続けています。 半導体メーカーは当然ながら、イノベーションに対する...