Swagelokタンク・ブランケティング用レギュレーターを使用すると、危険な流体を貯蔵するタンク周辺の作業員や第三者の安全を確保することができます。ベーパー・スペース（気化スペース）内の不活性ガスの圧力レベルを一定に維持することで、危険な蒸気の漏れを防止します。
タンク・ブランケティング用レギュレーター を使用することで、圧力密閉タンクに関連する安全リスクを低減することができます。
- TBRSシリーズ・レギュレーターは、タンク内にガスを導入して圧力を一定に維持し、内部圧力の低下によるタンクの崩壊を防止します。
- TBVSシリーズ背圧レギュレーターは、過剰な圧力を蒸気回収システムに開放することで、偶発的な排出を防止します。
タンク・ブランケティング用レギュレーターは、タンク・ブランケティング・アプリケーションにおいて正確な圧力調整を行います。圧力設定スプリングにファイン・ピッチのねじを採用することで圧力調整性能が向上しているほか、正確に圧力を感知する高感度ダイヤフラム感知メカニズム、レギュレーターのパフォーマンスを向上させる外部フィードバック・ループを備えています。さらに、過酷な環境でも使用できるように、フィードバック・チューブ、レギュレーター・ボディ、ポペット・ハウジングなどの部品に316Lステンレス鋼を使用することで、耐食性および長期耐久性を高めています。
仕様
| 材質 | 316Lステンレス鋼 |
| エンド・コネクション・サイズ | 1/2 インチ、1 インチ、2 インチ |
| 最高使用圧力 | 1.60 MPa |
| 二次側の圧力調整範囲 | 0.50～1.00 kPaから5.00～80.0 kPa |
| 流量係数（Cv値） | 0.20、0.30、1.00 |
| 使用温度範囲 | –20～100°C |
タンク・ブランケティング用圧力レギュレーターのカタログ
タンク・ブランケティング用圧力レギュレーターの構成部品とその材質、アクセサリー、使用圧力、使用温度など、製品に関する詳細情報につきましては、以下の資料をご参照ください。
■ タイプ：減圧用、蒸気回収用／■ 材質：316Lステンレス鋼／■ エンド・コネクション・サイズ：1/2 インチ、1 インチ、2 インチ／■ 最高使用圧力：1.60 MPa／■ 使用温度範囲：－20℃から100℃まで
適切なレギュレーターの選定サポートが必要ですか？
レギュレーター流量曲線作成ツールを使用すると、さまざまなアプリケーション条件下でのレギュレーターの性能を評価することができます。
適切なレギュレーターを探す関連資料／コラム記事
レギュレーターの供給圧力影響（SPE）に対処する
レギュレーター内部における一次側圧力の変化と二次側圧力の変化は、供給圧力影響（SPE）または依存性による反比例の関係にあります。今回は、圧力レギュレーターで発生する供給圧力影響（SPE）による現象への対処方法を紹介します。
レギュレーターの信頼性を確保するために
過酷な条件下での運用を前提とした製品には、どのような試験を行うべきでしょうか。今回は、スウェージロックの実験室における取り組みと共に、氷点下を大幅に下回る温度でも正常に機能する一般産業用RHPSシリーズ・レギュレーターの開発事例を紹介します。
レギュレーターの流量曲線を平坦にしてドループを抑える方法
ドループ（流量増加に伴う二次側圧力の降下）は、あらゆるレギュレーターに共通する問題です。今回は、ドループを最小限に抑えてレギュレーターの流量曲線を平坦にする方法を、さまざまなドーム・ロード式レギュレーターの構成と併せて紹介します。
レギュレーターを使用して分析計装システムにおける時間遅れを短縮する方法
分析システムでは、時間遅れが軽視されていたり、誤解されていたりするケースは少なくありません。この時間遅れは、レギュレーターでコントロールすることができます。今回は、分析計装システムにおける時間遅れを小さくする方法を紹介します。